果物が一番美味しい季節だけに登場する、旬のスイーツが大好物です。
わたしが長いこと愛してやまない旬のスイーツのひとつが、新橋にある巴裡(パリ)小川軒の季節のフルーツパイ。中でも「桃パイ」が大好物で、桃が始まる6月ごろになると毎年、新橋に足が向かいます。
2022年は桃の生育がゆっくりめで、まだ提供数が少ないんだそうで、この日は残念ながら売り切れ。気持ちを切り替え、贅沢気分が楽しめるもうひとつの季節のパイ「マンゴーパイ」を堪能することにしました♪
巴裡小川軒「マンゴーパイ」
●770円(イートイン税込)
●毎年、初夏〜夏ごろにかけて提供(6〜8月ごろ)
こちらのお店のモットーは「材料8割、腕2割」。
「いかに良い腕をもってしても美味しさの良し悪しの8割は材料で決まる」という考えのもと、旬のすぎたフルーツは使用せず、添加物も極力使用しないのが特徴です。
公式サイトでの商品説明も、こんな感じで素材への自信が伝わるシンプルな表現です。
目黒工房で丁寧に作られたパイ生地の中には、カスタードと、夏の太陽をタップリと浴びて完熟したマンゴーがタップリと入っています。
*マンゴーの入荷状況等により、ご予約を承れない場合がございます。数量に限りがございますのでご容赦下さい。
巴裡小川軒公式サイトより引用
表面にナパージュで艶がプラスされていますが、マンゴーそのものが素晴らしくなければ、この色、みずみずしい質感は出ませんよね。
芳醇な香りも加わり、目の前に登場したパイをうっとり眺めるところからお楽しみが始まります。
ああもう、本当にたまらない……!
カットすると、表面だけでなくパイの内部にもゴロッとしたマンゴーがたっぷり!
なんと、このパイの構成要素の半分以上はマンゴーなんですよ♪
タップリの日差しを浴びて、濃いオレンジ色になるまで完熟したマンゴーの果肉はとても柔らか。
かぶりつくと、多少の繊維質を感じるジャキッとした食感と同時に、ジュワッと溢れる果汁。南国フルーツ特有のトロピカルな甘さが、口いっぱいに広がります。
目黒工房で丁寧に作られたパイ生地は基本的にしっとりしていて、ほんのりした塩気も感じます。
バターの主張は強すぎず、小麦の香りも生きた「日本の洋菓子」と呼ぶにふさわしい、どこか懐かしさを感じるパイで、耳の部分は繊細にハラハラと崩れるのも特徴。
とろ〜り炊き上げられた甘めのカスタード、マンゴーとの境目に少し差し込まれた生クリームのまろやかさが三位一体で織りなす黄金比率は、一度味わうと忘れることができません。
だいたい同じタイミングで、大好物の「桃パイ」がスタートしてしまうので、マンゴーパイは、毎年1回いただくかどうかという感じ。
でも、こんなに美味しいマンゴーには、他店ではほとんど出会えないので、来年もきっとショーケースの前で桃パイとさんざん迷うことになるんだろうなぁと思います。
巴裡小川軒の季節のフルーツパイまとめ
桃パイ、マンゴーパイ、イチゴのパイの3種類が小川軒のフルーツパイ御三家。
フレッシュフルーツ以外を使用したパイには、マロンパイやルバーブのパイなどもありますよ。
詳しくは、こちらの記事にまとめています☟
巴裡小川軒 新橋店 店舗情報
巴裡(パリ)小川軒は、目黒と新橋の2ヶ所に店舗を構えています。
わたしの行きつけは昔から新橋なので、新橋店の店舗情報やアクセス方法について詳しくご紹介しておきます。
店名:巴裡 小川軒 新橋店/サロン・ド・テ
住所:〒105-0004 東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1 号館1階(第一京浜側)
大通りに面した新橋駅前ビルの1階に店舗があります。名店「ポンヌフ」のすぐ近くです。
営業時間:
■新橋店(テイクアウト専用)
平日:10:00 〜 18:30
土曜日:10:00 〜 17:00
※定休日:日曜・祝日(不定休)
■新橋店サロン・ド・テ(イートイン)
平日:11:00~17:30(ラストオーダー)
土曜日:11:00~16:30(ラストオーダー)
※定休日:日曜・祝日(不定休)
サロン・ド・テ店内席の予約:不可
洋菓子(テイクアウト)予約:可(旬を迎える前など、予約不可の商品もあります)
●公式サイト/●公式インスタグラム
●食べログ(新橋店)/食べログ(サロン・ド・テ)
併設「サロン・ド・テ」で出来立てを堪能するのがおすすめ
併設のサロン・ド・テでひと休みしながらいただく桃パイは格別に美味しいです。
特に旬の生フルーツを使用した洋生菓子は、できるだけ出来立てで、持ち運びによる温度変化の影響(劣化)の無い状態がベストだと感じているため、イートインスペースがあるお店ではそのままいただくのが好きです。
アクセス情報
JR:山手線・京浜東北線 新橋駅 徒歩1分
東京メトロ銀座線:新橋駅 徒歩2分
都営地下鉄浅草線:新橋駅 徒歩1分
都営地下鉄大江戸線:新橋駅 徒歩5分
※新橋駅前ビルは、各線「新橋駅」の地下1F通路から直結しています。
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