外国人ゲストの多いホテルのカフェレストランで働き始めました。今まで働いていたカフェでは、カタコトの英語で乗り切り、困ったら英語の得意な人を呼びに行っていたレベルの英語力のわたしが、研修3日間を終えた時点で、最初だけでもなんとか乗り越えるために、「これだけは覚えなきゃ!」と感じた基本表現の英語フレーズ33選をリストアップしました。
同じように不安を抱えながら新しい環境で働き始めた方に、少しでも役立てばと思います。
1.挨拶
カフェ(主にスターバックス)での経験上、まず笑顔と挨拶は国を問わず重要。
これはホテルであっても接客業とカテゴリーされる場合はどこでも共通です。
何よりも最初に、ちゃんと挨拶できるように自信を持ちたいと思いしっかり言えるようにしました。
・Hi, /Hello, sir. /ma’am.
いらっしゃいませ
時間帯によって、Welcome, / Good morning, / Good afternoon, / Good evening, などに使い分けてもいいですが、ホテルレストランということで、男性には「sir」女性には「ma’am」をつけるようにしました。
「sir」や「madam」「ma’am」は、英語圏の文化やマナーに基づいた敬意を示す表現。
日本語で言う「お客様」に近いニュアンスで、相手を特別に扱っていることを伝えることができます。

“sir”は、男性に対して。
どの年代の男性にも適しています。
“madam” または “ma’am”は、女性に対して。
“madam” はややフォーマルで格式高い場面向き、
“ma’am” は日常的かつ親しみやすい表現で、特にアメリカでは「ma’am」の方が一般的なんだそうです。
わたしは「ma’am」だけを使うことに決めました。
Have a good day!と言われた時は、
・Thank you! You too, have a wonderful day!
ありがとうございます。お客様も良い一日を。
美味しかった、ありがとうと言われた時は、
・Thank you! Please come again.
ありがとうございます。ぜひまたいらしてください。
・Thank you! We look forward to seeing you again.
ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
2.基本表現


研修中で覚えることもたくさんある状態なので、簡単・シンプルなフレーズだけを現時点では覚えることにします。
2-1. あいづち、短い返事
1) かしこまりました。
Sure. / Of course. / Certainly.
2) はい、喜んで。
With pleasure.
3) 本当にその通りですね。
It sure is.
4) 本当ですか?
Are you sure?
5) そうですか?
Is that so? / Do you think so?
6) そうだといいのですが。
I hope so.
2-2. お返事やお声がけ
7) すぐお伺いします。/ただ今お伺いします。
I’m coming. / I’ll be there in a second.
8) 少々お待ちください。
Just a moment, please.
9) お待たせして申し訳ありませんでした。
I’m sorry to have kept you waiting.
10) 確認して参ります。
I’ll go and check.
11) 申し訳ございません。すぐに確認して参ります。
I’m sorry. I’ll check it right away.
12) 残念ですが、それはできません。
I’m afraid not.
13) お手洗いなど何か探していたり、困ってそうな人を見かけたら
大丈夫ですか?
Are you all right?
May I help you?
まだもう少し聞きたいことありそうな雰囲気の時、
14) 大丈夫ですか?
Is everything OK?
15) どうぞ。
Please do. / Go ahead.
16) こちらへどうぞ。
This way, please.
17) お先にどうぞ。
After you.
2-3. 提供やお渡しをする時


18) はい、どうぞ。
Here you are.
19) お決まりになりましたらお知らせいただければと思います。
Please let me know when you’re ready.
20) 全てお揃いでしょうか?
Is that everything?
21) もう一本フォークをお持ちいたしましょうか?
Shall I bring you another fork?
22) お皿をお下げしてもよろしいですか?
May I clear your plate for you?
23) ごゆっくりお過ごしください。
Please take your time.
24) お席でお会計をさせていただきますので、少々お待ちくださいませ。
I will process your payment at your table. Please wait a moment.
2-4. 英語が聞き取れない、わからない
25) すみません(何と言いましたか?)
Excuse me? / Sorry?
26) もう一度お願いできますか?
Could you say that again, please?
27) ええと、英語でなんと言えばいいのか…
Let me see…. I don’t know how ti say it in English.
28) 英語が話せる者を連れて参ります。
I’ll get an English speaker now.
2-5. その他、実際に受けた質問
Q. 朝食ビュッフェは何時まで?
29) 10:30までご利用できます。
The buffet is available until 10:30 AM.
Q. お手洗いはどこですか?
30) 入り口を出てすぐのところにあります。
The restroom are just outside the entrance over there.
Q. スプーンを落としちゃった!
31) すぐに新しいものをお持ちします。
I’ll bring you some new ones right now.
まだ新人では対応できないことを聞かれた時、
32)申し訳ございません、対応できる者をお連れいたします。
I’m sorry, but let me bring someone who can handle this for you.
33) チップを渡された時に、
Thank you for your kindness. Service charge is included.
3.ドリンクについての確認事項


通常の研修フローと比べると特殊ですが、わたしはバリスタ出身ということで、まずは主にドリンク作成と提供を担当しました。通常は、まず最初に覚えるべきホテルレストランの接客英語フレーズには入らないと思いますが、自分用の備忘録として残しています。
お待たせしました。コーヒーです。
Thank you for your waiting. Here’s your coffee.
コーヒーとご一緒にコーヒーミルクもお持ちいたしましょうか?
Shall I bring some coffee creamer (along with your coffee)?
紅茶のご提供方法について、レモン、ミルク、またはストレートの中からお選びいただけます。
How would you like your tea? Would you prefer lemon, milk, or straight?
ドリンクはドリンクカウンターにてセルフサービスでお召し上がりいただけます。
また、ご要望に応じてスタッフがテーブルまでお持ちすることも可能です。
Drinks are available for self-service at the drink counter. Alternatively, our staff can bring it to your table upon request.
どちらのお席にお座りでしょうか?ご用意ができ次第、お席までお持ちいたします。
May I ask where you are seated? I will bring to your table as soon as it is ready.
どうぞお席におかけになってお待ちくださいませ。
Please have a seat and wait comfortably.
お連れ様はいかがでしょうか?
And ma’am? / sir?
オーダー内容を忘れて再確認したい時に、ご注文は…ええとみたいな言い方
You ordered cappuccino …? Is that correct?
こちら(紅茶)をオーダーされたお客様はどちらですか?
Who ordered this? (the tea?)
まとめ


わたしが働き始めたホテルは、主に朝食ビュッフェの時間帯に日本語がほとんど話せないお客様が多いです。これだけを暗記しても、まだまだ不十分ではありますが、あいづち、お返事、英語がわからない時の表現ができるようになると、お客様に不快感を与えない状態で英語が堪能なスタッフに助けてもらえるようになりました。
これからご案内、オーダー、お会計へとステップアップしていくので、また新しく覚えるべき英語フレーズも増えていきますので、引き続き勉強を続けていきたいと思います。
この記事が、わたしと同じように英語が苦手で、外国人利用客の多いホテルのスタッフになる方の参考になれば幸いです。