8週で稽留流産〜流産手術③④手術当日と退院後1週間の体調変化

流産手術初日の続きです。

稽留流産となり1泊2日で流産手術を受けてきました。その入院2日目、手術当日と退院後1週間の体調変化についてまとめました。

※こちらの記事は2018年9月に書いた内容をブログ移設に伴い2019年10月に加筆修正したものです。 

入院2日目(手術当日)

20190211223047

この日は、様々な感情が湧き上がりました……

稽留流産となってずっと気分が落ち込んでいましたが看護師さんの手術前の言葉によって救われた気がしました。今思うと、これがこの後少しずつ立ち直っていくきっかけになったように思います。素敵な出会いに本当に感謝、ですね。

朝6時から水分摂取禁止。点滴開始

朝6時ちょっと前に「6時からお水が飲めなくなりますよ」とお声がけがありました。とりあえずポカリを2〜3口飲んで、7時には検温などの基本検査を終え、抗生剤と不安や緊張を和らげる薬(アタラックス−Pカプセル25mg)、胃酸の分泌を抑える薬(ラニチジン錠150mgタイヨー)を少量のお水で内服しました。

その後、手術開始までの絶飲食の時間は水分・栄養補給をする点滴です。点滴は、左手(利き手じゃない方)の手首からちょっと下(親指側)に針が刺されました。こんな感じです。

20190214002712

針を刺す時はチクッとしますが、採血と同じくらいなので平気でした(体外受精で採血には慣れてるし…)針が刺さっている部分には若干違和感はありましたが、程なく慣れます。 

夜眠れなかったので、点滴で身動き取れない間はずっとうつらうつらしていました。検温などで目を覚ましては、しばらくボーッと考え事をし、いつの間にかまたうつらうつら…。そんな感じでした。

そういえば無かったラミセル再処置。そして面会

そんな状態を続けていたら、気づけば14時。前日17時にラミセルを挿入した時に、子宮口がちゃんと開いていなければ状態によっては再処置するかもしれないとの説明を受けていたのですが、そういえば子宮口の状態の確認自体ありませんでした(なぜ…?) 

そして、面会時間の14時にはだんなさんが来てくれました。わたしの腕には点滴が刺さっていて顔色も悪く見えたそうで、心配そうななんとも言えない表情をしていたのが印象的でした。

いよいよ手術直前。看護師さんがかけてくれた言葉

だんなさんと少し話をしていると看護師さんが来て「そろそろ手術の準備を始めましょう」と。いよいよ手術が始まります。だんなさんは「ガンバレ」と優しく頬をなでてくれました。

手術着に着替え手術用キャップをかぶり、ついに手術か……と不安と緊張が押し寄せ潰されそうな気持ちになりました。ですがその時、担当してくださった看護師さん(40〜50代?)からふとこんな声をかけられました。 

「辛い気持ちでいっぱいの手術だと思うけど、そんな中でも看護師のわたしたちにもずっと気を使ってくれてたし、いつも「ありがとうございます」って言ってくれたよね。今はちょっと悲しいお顔をしているけど、人ってこれまでの人生がお顔に出るものなの。あなたはとても優しいお顔付きをしているわ。だからね、今は辛いかもしれないけど絶対これから幸せがやって来るから大丈夫。

昨日初めて会ったおばさんが何を言ってるの?って思うかもしれないけど、本当に大丈夫よ。これでも看護師として多くの人と関わってきたんだから、こういう勘は働くの。本当にね、大丈夫。手術がんばって!」 

f:id:shufukatsu:20200520043524j:plain

……思わず、涙が溢れました。

ひょっとしたら、同じように初めて流産手術を受ける患者さん全員にかけている言葉なのかもしれません。でも本当にあたたかい言葉でこわばった心が溶けるように感じました。

手術室へ移動〜手術まで

手術室には、点滴をつけたまま車椅子で移動しました。既に先生と数名のスタッフが待機していて、患者名(わたしの名前)と生年月日の再確認をされて、自分で手術台へ移動して横になりました。

手術着が脱がされ、まずは心電図や血圧計などの器具類をつけられました。 

「これから、点滴のところから痛み止めを入れますね。少し腕がピリピリしてから、喉が熱くなるような感じがします」とお声がけがあり、その通りの感覚がきました。

「今度は、気持ちを落ち着かせるお薬を入れますね。意識が曖昧な感じになるけど、まだ麻酔ではないから、意識が無くならなくても大丈夫」とお声がけがありました。

あとで調べてみたら、これは「麻酔前投薬」というものみたいですね。まさに、意識は残っているけど思考能力が徐々に失われていくような…不思議な感覚。この時点で「立ち上がって」と言われても脳がうまく働かないだろうな、という感じ。 

「では、今から麻酔をかけますね。意識が無くなります」 

そう言われてからは、ほぼ一瞬でわたしの意識はストンと無くなりました。良くドラマなどで見かける「数を数えてください」とかそういうのも無く、驚くほど一瞬で意識が消えました(わたしは麻酔が効きやすかったのかも?) 

そして、次に意識が戻ったのは病室の元いたベットの上でした。 

手術後の安静〜退院

手術はものの15分程度で終わったそうです。しかし、麻酔が効きすぎたのか、朦朧とした意識が戻って時計を見たのが16:55頃。それまで一切の記憶がありません。夢すらも見ませんでした。 

17:25頃、看護師さんが様子を見にきてくれたのをきっかけに再度意識が戻り、その後から徐々に意識がはっきりしはじめました。改めて自分の状態を確認してみるといつの間にか手術着が着せられていて、紙おむつをしていて、親指には器具が着けられていました。そして、水分・栄養補給の点滴も再開していました。あと、入院時の説明では「術後2時間は酸素マスクを着けたまま安静に」と聞いていましたが、気づけば酸素マスクも外されていました。全く意識の無いまま、全て為されるがままの状態だったんですね。 

そして、ようやくスマホを手に取りだんなさんに「手術、無事終わったよ」と連絡しました。流産手術の立ち会い不可の病院だったので、面会の後も病院の近くで待っていてくれたのに連絡が遅くなってしまって申し訳なかったです。

ちなみに、最初に強く感じた生理現象は「喉がカラカラ」でした。痛みや吐き気は一切無し。看護師さんに喉が乾いたとを伝えましたが「術後2時間は水分摂取をしてはいけないので、もう少し耐えてください」とのことで、これが地味に辛かったです。でも、麻酔の影響がまだ少し残っていたからか、眠って、たまに検温などで意識が戻ってはまた眠って、というのを繰り返していたら時間は過ぎ、19:00頃、看護師さんから起き上がれるか確認されました。大丈夫そうだったので、自力でお手洗いに行き、その後、待望の水分補給をするとお水美味しい…!そして、かなり意識ははっきりしました。ゴクゴクとお水を飲み、むしろ体が軽いと感じるくらいで、その時ふと気づきました。

「あ、つわり完全に消えてる…」

20180830180256 

急に体調が良くなったのは、お腹から赤ちゃんがいなくなったからなんだな…と。もっと、ずっとつわりが続いても産んであげたかった……なんて思って、また少し悲しくなりました。

19:10頃、手術をしてくれた先生が術後診察で病室まで来てくれました。体調も特に問題ないことを伝えると「今日はこのまま退院して大丈夫」と言われましたので、その後着替えをして荷物をまとめ、「術後の過ごし方の注意点」の説明を看護師さんから受けて病院を後にしました。(会計受付時間外のため、お会計は後日)

ちなみに、この説明をしてくれたのは、あの言葉をかけてくれた看護師さんとは別の方だったのでちゃんとお礼を言えなかったのがちょっと心残りでした。 

そして、だんなさんが迎えに来てくれてタクシーに乗ったのが19:40頃になります。

退院直後の体調

これまでつわりで食欲がなかったのが嘘のように、無性に「甘いもの食べたい!」という感覚になったので、だんなさんにお願いしてスーパーの前でタクシーを降りました。

結果、これが失敗で。スーパーでは普通だったのに、スーパーを出てから3分程歩いていると急に貧血のような症状が起こって座り込んでしまいました。ほぼ24時間絶飲食だったし、自宅が近づいて一気に気が緩んだのかもしれないですね。だんなさんに支えられながら何とか自宅まで辿り着きました。

その後は、抗生剤と子宮収縮剤を飲んで軽くシャワーを浴びてからすぐに寝ました。朝から半分以上寝ていたのにも関わらず夜も良く眠れました。  

術後1週間の体調変化

20190211223044

心配していたより痛い思いをすることもなく終えた手術。ですが、実はその後の方がちょっと辛かったんです。そんな、手術翌日〜1週間後までの体調などについてもまとめておきたいと思います。

手術翌日

・処方された抗生剤、子宮収縮剤を1日3回服用。

夜用ナプキンをして寝ましたが、出血は軽い日の昼用で十分だった程度の少量でした。たまにお腹がキューっとなって痛みを感じる瞬間もありましたが、基本的にけっこう元気です。手術後からピタッとつわりの症状が治ったため食欲が旺盛で、無性に和菓子とお肉が食べたくなりました。妊娠前は肉が苦手だったので、この変化にはかなり驚きでした。手術後の帰り道に貧血を起こしたので、血を作る食べ物を体が欲していたのかも。そして、この日から夜になっても眠れなくなりました。流産で落ち込んではいましたが、情緒不安定というほどでもないのに、横になっていても全く眠りにつけない状態で、朝6時を過ぎた頃、ようやく就寝しました。  

術後2日目

・引き続き、抗生剤と子宮収縮剤を1日3回服用。

この日は朝9時前に目が覚めたので、睡眠は3時間弱でした。昨日より若干出血が増えましたが、腹痛もなくけっこう元気です。ただ、だんなさんが休みだったので一緒にスーパーに行きましたが、かなり疲れやすくて。手術で体力が低下している事を実感しました。それから、またしても夜は眠れませんでした。昨夜は3時間弱しか寝ていないのに…。諦めてこの日は寝ないで起きていることにしました。 

術後3日目

・処方された抗生剤と子宮収縮剤は3日分だったため、この日の朝食後、昼食後の2回服用で終了。

この日は夜寝なかった分、2時間くらい昼寝をしました。そしたら夕方ごろから急に出血量が増えます。夜ごはんに焼肉を食べに出かけたのですが、帰り道から明らかに子宮あたりがギュウギュウ痛み出しました。出血量も生理2日目レベルまで急に増えて、ついに痛み止め(ロキソニン)を飲むことに。ロキソニンのおかげもあってか夜は眠れましたが、お腹が痛くて夜中に目が覚めて、またロキソニンを飲んで寝るの繰り返しとなります。 

術後4日目

この日は出血がピークでした。生理2日目よりも明らかに多いレベルです。特に立ち上がると大量に出血するため、この日だけで夜用ナプキンを8個も消費しました。なので、とにかく貧血気味で立ち上がると頻繁に立ちくらみが起こるし、痛み止めが切れてくると子宮の痛みがズンって襲ってきて、だんだん吐き気も出始めてすっかり食欲もなくなります。

あまりに出血と痛みがひどいので、これが手術後の正常な症状なのか不安になって検索しまくったほどです。すると、数日経ってから腹痛が出たり出血が増えるのはよくある症状らしいことはわかったので一安心しましたが、発熱を伴う場合は病院に連絡した方が良いそうです。発熱はなかったので、翌日まで様子見することにしました。 

術後5日目

徐々に出血も痛みも落ち着いてきました(ひと安心…)ふと体重を測ってみたら、入院時の体重より3kg減っていました。貧血気味でフラフラしていたのでネットスーパーを利用することにしました。

この日もできるだけ横になって過ごしましたが食欲は回復したので、食事法の本をいくつか読んで気になったMEC食(肉、卵、チーズ)っぽい食事をしてみましたが、とにかく夜眠れなくて。ずっと横になって体を動かしていないからだったのかもしれないです。

術後6日目

この日になると、出血も痛みもさらに落ち着きました。痛み止めも飲まなくて大丈夫なほどになり一安心です。まだ若干、貧血気味だったので外出は避けましたが、ようやく掃除・作り置きおかず作りなどの家事をはじめました。

貧血に良さそうな栄養のありそうな食事を意識して回復に努めましたが、やっぱり夜は気持ちよく眠れないし、どことなく体調不良な感じです。

術後7日目

もうすっかり子宮の痛みは無くなって、出血も生理が終わりかけくらいの量まで落ち着きました。まだ少し貧血気味でしたが、この日はひとりで外出してみました。少し疲れやすいですが体調が悪くなることもなく、ある程度まで通常の生活に戻れたという印象を受けたし、歩いたりして体を動かしたのが良かったのか、この後は少しずつ睡眠サイクルも元に戻りはじめました。

 退院後の体調変化のまとめ

とにかく、退院後3日目夜〜5日目くらいまでは子宮の収縮と思われる痛みと大量の出血、それに伴う貧血でかなりしんどかったです。会社員だったら会社は休まざるをえなかっただろうな、というレベル。

20180909125903

そして、術後1ヶ月間くらいは少量の出血が続き、たまに子宮や卵巣あたりがシクシクしました。基礎体温もずっとガタガタだし、睡眠サイクルもどことなく乱れている状態です。そのせいか、疲労感が常にあって体もなんだか重い状態が続いたので「MEC食」を実践してみたのですが、わたしはそれがキッカケでだいぶ回復して、いつもの日常が戻ったように思いました。

……と思ったのですが、その後この流産がキッカケになって病気を患うことになります。

(続きの記事作成中)

 

★気になる手術でかかったお金と3週間検診はこちらです

 

☆なつつ☆